マグナの磁石製品
アルニコ磁石
アルニコ磁石は、高温に強く割れにくいなど、機械的強度に優れています。ただし減磁しやすい欠点があります。
原料であるコバルトが高騰して安価なフェライトが主流になるまでは、一般的に広く使われていました。 磁石のポテンシャルは高く、Br値はネオジム磁石と同等であるため、保磁力の低さを補えれば(全長を長くする、磁気回路で補強する等)希土類磁石にも引けを取らない強力な磁石と言えます。
各種メーター、通信分野で根強い人気があり、積算電力計のほか防犯用機器などにも用途を広げています。
アルニコ磁石の特徴
- 温度変化に強く高温(550℃)内でも使用可能。
- アルミニウム、ニッケル、コバルトの3種類からなる合金。
- 耐食性に優れコーティングや表面処理が必要ない。
- 保持力が低く減磁しやすい。(反発させると減磁しやすい)
用途
水道メーターなどの流動メーター、エレキギターなどの音響機器、教材用磁石(金属タイプ)、高温化の炉などの吸着用として使用される。
主原料
鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)