ネオジム磁石・フェライト磁石・マグネットと永久磁石の販売

この度、中国政府が2025年4月4日より施行したレアアース輸出規制に関する重要なお知らせをいたします。本規制の強化により、サマリウム(SM)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ルテチウム（Lu）、スカンジウム（Sc）、イットリウム（Y）を含む　金属、合金及び酸化物の輸出には、中国政府（商務部）からの許可が必要となります。

　これらの金属を含む製品に関しても規制の対象となるので、磁石製品としてはテルビウムを含有するネオジム磁石、ジスプロシウムを含有するネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石、サマテツマグネットシートが対象となります。これらの製品については、輸出品すべてに「輸出許可証」が必要となる見通しです。現在、「輸出許可証」を必要とする含有量の基準に関して、中国磁石協会と中国政府（商務部）による協議が続いております。

　輸出許可書の申請については、稼働日45日間程（約２ヵ月）かかる見通しです。その後税関申告、運送会社への手配となるため、これら規制に抵触する鉱物を使用する磁石について、出荷は早くても2ヵ月から3ヵ月かかる見通しとなります。（下線部4/18追記）

　フェライト磁石、アルニコ磁石等、本規制に抵触しない磁石製品に関しては、基本的に出荷に問題無いとの見解が示されました。しかしながら、基準が明確ではない現状においては、税関申告の際に出荷が止められ、税関によって検査に出される懸念があり、コンテナや出航日程に影響を与える可能性があるため、船会社側での自主規制が入っている状況です。事前の説明資料や成分測定データ等の提出により、こうした出荷停止が回避されるのか、確認に時間を要しております。（下線部4/18更新）

現時点でご注文いただいている在庫分につきましては、変更はございません。弊社の在庫状況により、新規のご注文に関しては調整させていただく可能性がございます。予めご了承願います。

以上の状況を鑑み、輸入磁石全般の納期については遅延が予想されますが、現時点でご注文いただいている在庫分につきましては、変更はございません。弊社の在庫状況により、新規のご注文に関しては調整させていただく可能性がございます。予めご了承願います。

——–<4/11 9:30 追記>———

税関担当者から工場側に説明がありました。
税関としては発表した政策通り、ジスプロシウムとテルビウム等規制対象の鉱物が含有していなければ、輸出には問題ないとの見解。
ただ、政府から急な対応を求められているため、制限される鉱物が含有しているかどうかの判別方法、制限されるものを含む場合の申請方法等、税関のシステム上の準備を整える時間が無く、現在全ての出荷を止めているとのことです。

——–<4/15 10:00 追記>———

今回のレアアース規制に抵触する鉱物を含有しない一部の磁石に関して、航空便での出荷が確認されました。船便に関しては、現在のところ確認できておりません。今後、安定的に出荷が可能かは、判断が分かれております。

——–<4/18 10:00 追記>———

現在、中国国内において輸出許可証を必要とする含有量の目安等について、中国磁石協会と中国政府（商務部）との協議が続いている状況です。今後の見通し等については、中国政府（商務部）の発表を待ちご案内させていただく予定です。

※本内容は現時点（4月18日午前8時現在）において当社が把握している情報を基にしております。中国国内でも状況が混乱しているため、情報は随時更新されることが予想されます。
弊社では、引き続き新たな情報が入り次第、更新してまいります。

＜ご案内書面（PDF）はこちら＞

2025年4月18日10:00更新

2025年4月15日10:00更新

2025年4月11日9:30更新

2025年4月9日14:00更新

2025年4月9日 8:00更新

2025年4月8日16:30更新

2025年4月8日11:50更新

2025年4月8日10:00 公開