マグネットBlog

マグナカタログ写真撮影紀行 アメリカ編 その5

赤い岩を求めてラスベガス郊外へ撮影旅行

アーチ岩

フェライト磁石は主な原料の酸化鉄をプレス機で固め、炉で熱を加えて作られます。原料の酸化鉄は赤褐色の色をしているので、製品カタログの表紙や扉の写真として、この酸化鉄をイメージさせる赤い岩や土の写真を使う事になりました。

アメリカのアリゾナやネバダの砂漠には赤褐色をした岩があります。アメリカのラスベガス郊外にこの赤い岩を求めて撮影旅行に行くことになりました。その岩はラスベガスの郊外を車で30分ほどいったバレー・オブ・ファイアー州立公園というところにありました。一帯は広大な土砂漠地帯に赤い奇岩が点在する、西部劇にでも出てくるような雄大な場所です。ガイドによると8000年前からインディアンが住み着いていたそうです。赤い色を崇める彼らの聖地でもあったそうで、岩絵などの遺跡も見る事ができます。

赤い奇岩が点在するバレー・オブ・ファイアー州立公園

ウサギ岩

これらの岩は風化によりいろいろな形に見えます。像の形をしたものや、うさぎに見えるもの、プードルに見える岩や浸食で穴のあいた岩など撮影することができました。1年中、ほとんど雨が降らないので雲一つない青空の日が続くそうですが、たまたま撮影日には雲がいくつか出て、岩の写真にスケール感が出せました。これら赤い岩の写真は製品カタログに使えわれ、磁石のイメージに一役かうことができ、個性的な製品カタログを作ることができました。

バレー・オブ・ファイアー州立公園

エレファント・ロックが製品カタログの表紙に

2002年のカタログの表紙

像の形に見えるエレファント・ロックの写真は製品カタログの表紙に使われました。偶然、雲が出て立体感のある写真になりました。